ECサイトとはいわゆるネットショップの事です。近年では主にB to C(対消費者向け)の会社の多くが導入しています。
中には車をオンラインショップピングで販売する会社や、不動産会社でもオンラインで販売する会社も増えてきて以前は「どこでも買える安価なものを安く買う」手段だったネットショッピングの事情が大幅に変わってきました。
では食品業界はどうかと言えば他業界に比べても多くの会社が導入しています。もしまだ導入していない会社であれば導入した方がいいのは間違いないでしょう。
恐らくこれを読んで頂いている読者の方の多くは
- ネットショップをこれから始めようと思っている
- 現在ネットショップを運営しているがうまくいっていない
という方が多いのではないかなと思いますので、
今回はネットショップを始めるにあたって私が重要だと考えている4つの要素に関してお伝えできればと考えています。
(もちろん、現在既に導入していて比較的結果が出ているがもっと良くしたい!という向上心ある方にも概念としてご理解頂いて損はないかと思いますので是非読んでみて下さい)
まず結論から申しますと
業界を問わず、ECサイトを制作する為に必要なのは次の4つです。
- 1:企画
- 2:制作
- 3:接触
- 4:運用
ECサイトで結果が出ていない場合この4つのいずれかに問題がある可能性が高いです。
簡単にまとめると
①企画が良い(他社にはない強みがある)
②その良さを分かってもらえる営業力の強いサイト
③そこに多くのユーザーをアクセスさせるマーケティング
④最後にキチンとPDCAサイクルを回し続ける事とオペレーション
この4つが揃っていれば絶対に結果が出ます。
ではそれぞれを解説していきましょう。
1:企画
- 競合のいない、もしくは少ない市場を狙う
- 必要な事は【自社のUSP】が活きる商品やサービスを決める
私はよくECサイトのコンセプトを決める時に【3C分析】というフレームワークを活用します。
3Cとは顧客(Customer)自社(Company)競合(Competitor)の3つのCの頭文字をとって3C分析といいます。
そして、①顧客が求める事・求めない事 ②競合が出来る事・出来ない事 ③自社に出来る事・出来ない事
を出して円を書いてきます。
顧客と競合と自社、全ての円が重なり合うところ、これは【顧客が求める事だが、自社でも競合でも出来る】という事になります。
ここはいわゆる寡占市場で競合との激しい戦いが予想されます。
競合が自社より圧倒的に規模が小さい、商品・サービスの質が劣るという場合ではない限り、どちらも痛み分けに終わる可能性が高いといえます。
そうではなく、逆に顧客の円と自社の円は交差するが、競合の円が交差しないゾーンに注目しましょう。
ここは【競合には出来ない】が【自社には出来て】かつ【顧客が求めている】という事になります。
この市場をみつけてそこに対して集中する事が中小企業に出来るWEB戦略になります。
よく、「インスタぐらいやった方がいいのかな」であったりとか「Youtube広告ってどう思う」「最近はTikTokだよね」と相談されますが、狙う市場によってターゲットが変わり、【ターゲットが求める価値】によって使用すべきSNSは絶対に変わります。
よく中小企業だと若い女子社員が目的も理解しない中、インスタをやっているケースなどに遭遇しますが
簡単に言うとインスタユーザー=若い女性で、若い女性が「バエる」と思う様な商品がない会社がやったとしても全く受けないでしょう。
そしてもうひとつはSWOT分析というものです。SWOT分析とは
Strength(強み)
Weakness(弱み)
Opportunity(機会)
Threat(脅威)
4つの要素の頭文字をつなげ、SWOT分析と呼ばれています。
Strength(強み)・Weakness(弱み)は内部要因を
Opportunity(機会)・Threat(脅威)は外部要因を書いていくと
- ①自社の長所と市場の成長チャンス
- ②自社の課題と市場の脅威
がみえます。②は最重要の改善点であるのと同時に①は逆に最大の伸びしろとなります。
そして3C分析で出た結果とSWOT分析で出た結果を組みわせる事で
「今後チャンス(売上アップが見込める)になるマーケットに対して、その購入が期待するサービスや機能が「強み」であり、かつそれは競合に出来ない
というものが見えてくるのです。
それこそが【USP】(独自の強み)であるといえます。
続いて、2:制作のお話にいきたいのですがボリュームが多くなってしまったのでまた次回にしたいと思います。
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